猫の爪切りを嫌がるときのコツ|暴れる子にもやりやすかった方法

猫のお世話

猫の爪切りって、理屈はわかっていても実際はかなり大変です。
うまくいく日もあれば、1本も切れずに終わる日もあります。

でも、嫌がる子に対していちばん大事なのは、毎回きれいに全部切ることではなく、
「爪切り=ものすごく嫌な時間」になりすぎないことだと思っています。

この記事では、猫の爪切りを嫌がる子にもやりやすかった方法を、
むずかしい言い方を抜きにして、実感ベースでまとめます。

猫の爪切りを嫌がるのは珍しくない

猫の爪切りを嫌がる子は多いです。
爪そのものを触られるのが苦手な子もいれば、保定されるのが嫌な子、音や空気で警戒する子もいます。

だから、嫌がるからといって「うちの子だけ変」ではありません。
まずはそこを前提にしたほうが、飼う側もしんどくなりにくいです。

まず知っておきたい前提|1回で全部切らなくていい

ここがいちばん大事です。

猫の爪切りは、毎回10本全部きれいに切れなくても大丈夫です。
今日は前足だけ。
今日は2本だけ。
今日は爪を出す練習だけ。

そんな日があってもいいです。

嫌がる子に対しては、1回で終わらせることより、嫌な記憶を増やしすぎないことのほうが大事だと感じます。

爪切りの前に準備しておくもの

最低限、これだけあれば大丈夫です。

  • 爪切り
  • ティッシュ
  • 終わったあとにあげるごほうび
  • チュール

うちでは、爪切りは100均の人間用の小さい爪切りでも十分でした。
必ずしも専用の高いものじゃなくても、使いやすいもので大丈夫だと思っています。

ただ、チュールは必須です。
爪切りを通しやすくするために、切っている途中にチュールをあげて、猫がチュールに夢中になっている間に爪を切るのが前提になります。

終わったあとにもごほうびとしてあげますが、途中であげているからこそ、爪を切らせてくれるという感じです。
だから、先に手元に全部そろえて、チュールを出して食べさせながら爪を切るという流れが楽です。

猫が嫌がりにくかったやり方

眠い時じゃなくてもできる

猫が眠そうな時のほうがやりやすいことはあります。
でも、実際にはいつも猫が眠い時に爪を切れるとは限りません

だから、「眠い時しか無理」と思わなくて大丈夫です。
普段の遊んでいる時間帯でも、やり方しだいで進めやすくなります。

二人でできるなら役割を分ける

二人でできる場合は、かなりやりやすくなります。

一人が猫を抱っこして、チュールをあげながら気をそらす。
もう一人は、爪切りだけに集中する。

この形だと、抱っこする人と切る人の役割が分かれるので、空気が落ち着きやすいです。
一人で全部やるより、だいぶ通しやすいことがあります。

親猫が仔猫の首根っこを引っ張るような感じで、首根っこをつかむと落ち着きやすいことがある

普段の遊んでいる時でも、抱っこしている人が親猫が仔猫の首根っこを引っ張るような感じで、首根っこをつかむと、逆に安心したようにおとなしくなりやすいことがあります。

うちでは、この持ち方のほうが通しやすかったです。
この状態でチュールに集中してくれると、もう一人が爪切りに集中しやすくなります。

チュールへの集中が切れたら、いったん休憩する

いくらチュールに夢中になる子でも、ずっと集中が続くわけではありません。
やっぱり途中で我に返って、急に嫌がることがあります。

そういう時は、無理にそのまま続けるより、
5分くらい休憩して遊ばせてあげて、また同じように挑戦するほうがやりやすいです。

これを何度か繰り返す形でも大丈夫です。
うちでは、このやり方で10〜20分くらいあれば前足も後ろ足も、1匹分は終わることが多いです。

いきなり全部やろうとしない

最初から「今日は全部切る」と決めると、人間の気合いが強くなりすぎます。
その空気はけっこう猫に伝わります。

最初は、
「1本切れたら十分」
くらいのつもりのほうが、結果的にうまくいきやすいです。

5回くらい経験すると、猫も慣れてやりやすくなる

最初の1回2回は、猫も人も慣れていないのでやりにくいです。
でも、だいたい5回くらい爪切りを体験すると、猫も流れに慣れてきて、前よりやりやすくなると感じます。

最初から完璧を目指すより、少しずつ「この流れなら大丈夫」と覚えてもらうほうが楽です。

肉球を触る練習から始める

爪切り本番の前に、普段から

  • 足先を軽く触る
  • 肉球を押して爪を出す
  • すぐ離す

これを短くやっておくと、本番のハードルが少し下がります。

1本切れたらそこで終わってもいい

これは本当に大事です。

1本切れた時点で暴れそうなら、その日は終わりでもいいです。
無理に続けて「大暴れして終了」になるより、
「1本切って終わった」で終えるほうが、次につながりやすいです。

声をかけながら短時間で終える

人が無言で集中しすぎると、空気が固くなります。
やさしく声をかけながら、短時間で区切るほうがやりやすいことがあります。

逆にうまくいかなかったやり方

人のほうが緊張して無言になる

「失敗したらどうしよう」が強いと、空気が重くなります。
猫のほうも察して、余計に身構えやすいです。

一気に全部切ろうとする

嫌がる子相手にこれはかなり難しいです。
途中で限界が来て、お互い嫌な終わり方になりやすいです。

集中が切れているのに続ける

チュールへの集中が切れているのに、そのまま続けると嫌がりやすいです。
休憩をはさんだほうが、結果的には最後まで進めやすいことがあります。

どこまで切っていいの?

うちでは、ピンクの肉の手前までなら大丈夫でした。

最初は不安でも、何回かやっていくうちに感覚がつかみやすくなります。
いきなり深く切ろうとせず、少しずつ慣れていくほうが安心です。

出血することってある?

実際には、出血することなんてほぼありません

ただ、どうしても心配なら、最初は無理に自分だけでやろうとせず、
一度動物病院に任せるという考え方でもいいと思います。

トリマーさんは人によってかなり差がありますが、動物病院がいちばん安心しやすいです。

その時に、動物病院でどうやって猫を持って、どのくらいの位置で切っているかをよく観察しておくと、
次から自分でもかなり自信を持って切りやすくなります。

こんな時は無理せず動物病院に任せる

  • どうしても激しく暴れる
  • 爪が黒くて切る位置がわかりにくい
  • 巻き爪っぽい
  • 高齢で足先を触られるのを強く嫌がる
  • どうしても自分が怖くて手が止まる
  • たった一人で猫の爪を切らないといけないとき

こういう場合は、無理に家でやり切ろうとしないほうが安心です。

まとめ|猫の爪切りは「全部やる」より「嫌な記憶を増やさない」が大事

猫の爪切りがうまくいかない時は、技術だけではなく、タイミングや空気感の影響も大きいです。

嫌がる子ほど、
全部切ることより、
少しずつでも嫌な記憶を増やしすぎないこと。

これを大事にすると、だんだん通しやすくなることがあります。

二人でできるなら、一人が猫を抱っこして親猫が仔猫の首根っこを引っ張るような感じで首根っこをつかみ、チュールをあげながら気をそらし、もう一人が爪切りに集中する。
途中で集中が切れたら、いったん休憩して遊ばせて、また再開する。
この流れだと、無理に一気にやるより進めやすいです。

そして、5回くらい体験すると、猫のほうも流れに慣れてきて、前よりやりやすくなることがあります。

どうしても不安なら、一度動物病院に任せて、そのやり方を見てみる。
それだけでも、次からかなり気が楽になります。

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